2017年1月6日金曜日

金継ぎ 

ちょっと欠けてしまったり割ってしまった大事な器、
素人でも直せます。                  ただし食品が直接着く面が多い壊れ方の場合は食品の安全を考えて本格的な漆を使う金継ぎを検討された方がいいと思います。このブログではあくまでも合成漆を使うのでご利用は各人のご判断にて。


漆の食いつきをよくするため接着面のエッジを面取りするように粗めのサンドペーパーなどで磨く
400番 ざっくり
1500番 なめらか

接合のためにはエポキシ接着剤
(欠けた器の継ぐ面にも塗る)
エポキシ接着剤はA剤B剤を同量で混ぜる。
エポキシ接着剤を混ぜてから5分後に割り箸の先を尖らせたもの等で乗せていく。

エポキシが不必要な場所に着いたらテレピン油で拭く
はみ出た部分も拭きます

エポキシパテは欠けに使う道具

パテを使う量だけ、ナイフ等で輪切りにする
エポキシパテを良く指で捏ねて
  あらかじめ塗っていたエポキシ接着剤がべたつかなくなったらパテを盛る
カッターなどで表面を整える。

表面の 整え方は、好みで大きく分かれるところである。ラフに仕上げたいか、そうではないのかは好みで仕上げる。
東急ハンズで買った金の粉






ここからは塗りの作業
 合成漆の瓶は良く振る
金の粉を少量、作業版に出す
 少しずつ
粉に漆を混ぜる
(良く混ぜる)

漆が乾いて粘り気がでると塗りずらくなります
その場合はテレピン油を混ぜて緩めます(薄めすぎないように)
 筆先につけて
接着した線に塗っていく
これは欠けの修理なので、エポキシパテを盛った部分に、金の粉と漆を混ぜたものを表面に塗る


作業終了後、2-3日置く

作業した器は電子レンジ、オーブン、食洗機、漂白剤の使用はNGです

この修繕に使った材料はエポキシ接着剤以外は全て東急ハンズで購入できます。  エポキシ接着剤はアマゾンで購入